XM Trading(エックスエムトレーディング)の少額取引専用口座「マイクロ口座」について、一般口座である「スタンダード口座」と比較しながら、その特徴や活用方法を徹底解説していきます。
XM Tradingの最新情報 XM Tradingでは、2024年2月1日〜2月29日までの期間限定で最大500ドル(約7.5万円)までの100%入金ボーナスを開催中。 新規・既存どちらのユーザーも利用可能なおすすめのキャンペーンです。
まず、マイクロ口座ならレバレッジを1000倍にすると証拠金はわずか1円、最低入金額もたったの5ドルから海外FXを始められます。
とはいえ、いつまでも少額取引していては一向に稼げませんから、少しずつ取引数量を増やしていかなくてはいけません。
マイクロ口座ではすぐにスペックの限界がやってくるので、初心者の人もいずれは大口取引も可能なスタンダード口座へ切り替える必要が出てきます。
となると、今度は「いつ切り替えるのがベストなの?」という疑問が自然に湧いてくるはずです。
マイクロ口座は、次のような方にオススメの口座です!
こんな初心者の人にオススメ
- リアルなお金を稼げないデモトレードじゃモチベーションが上がらない。でも、まだ初心者だから練習はちゃんとやっておきたい。
- まだデモトレードを卒業するのは不安だけど、先にリアルトレードの緊張感も体験しておきたい。
- デモトレードはもう十分やった。早くリアルトレードを始めたいけど、まだ十分な資金を用意できない。
こんな中上級者の人にオススメ
- XM Tradingで久しぶりに取引を再開しようとしたら、ロイヤリティステータスがリセットされてしまっている。お得に取引できる上限のエリートまで引き上げてから本格的に取引を再開したい。
- EAのパラメータ設定を最適化したい。ただ、デモ口座では意味がないし、シミュレーションやバックテスト・フォワードテストでは限界がある。
- XM Tradingでの取引をしばらくお休みしたい。でも、ボーナスやXMPが消滅してしまう休眠口座になるのだけは避けたい。参考→XMTradingで口座凍結・口座休眠になる原因と対処法
この記事では、マイクロ口座の基礎知識に加えて、初心者の人がマイクロ口座からスタンダード口座に切り替えるタイミングの目安や、さらに便利な活用方法までを一挙にご紹介します!
最初に抱くマイクロ口座のイメージは「ただの初心者向け口座」「スタンダード口座の劣化版」「デモトレードに毛が生えたような口座」かもしれませんが、最後まで読んでもらえるとマイクロ口座の素晴らしさに気づいてもらえると思います。
XM Tradingでは、同一口座内での両建てが許可されており、両建てをすると取引数量に応じて証拠金や損益は相殺されます。この記事では、ポジションを複数保有した場合の各ポジションの売買方向は、すべて同一方向と仮定して解説しています。
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目次
マイクロ口座は資金の少ない初心者向けの口座
マイクロ口座は、文字通りごくわずかな資金で取引できるよう設計された口座タイプです。
「取引手数料無料」「スプレッド」はスタンダード口座と全く同じですが、次のようなメリット・デメリットがあります。
メリット
スタンダード口座の 100分の1の金額から少額取引できる ※ MT5は10分の1
デメリット
スタンダード口座の50分の1 の金額までしか大口取引できない
ここまではシンプルでわかりやすいですよね。
でも、その他にもちょっとした注意点があるんです。
最初にマイクロ口座の特徴をまとめました。
- 1ロットあたりの取引数量が違う
- わずか1円の証拠金から取引できる
- 1ポジション0.1円〜1千円単位でしか稼げない
- 銘柄名に「micro」がついている
- デモ口座がない
1ロットあたりの取引数量が違う
まず、マイクロ口座はその性質上、1ロットあたりに取引できる金額(取引数量)が、スタンダード口座の100分の1に設定されているので注意してください。
ロットとはトレーダーが注文時に使う取引単位のことで、スタンダード口座は1ロット100,000通貨、マイクロ口座は1ロット1,000通貨です(USD/JPYなら1通貨=1ドル)。
これはトレーダーが注文時に入力する桁数を減らして発注ミスを防止するための配慮なんですが、頻繁にマイクロ口座とスタンダード口座を使い分けているとちょっと混乱してくるんですよね。
以下にロット・最小取引数量・最大取引数量の関係を表にまとめたので、まずはこのルールの違いを理解してください!
マイクロ口座は取引ルールが違う!
取引数量 | マイクロ口座 (MT4) |
マイクロ口座 (MT5) |
スタンダード口座 |
---|---|---|---|
1通貨 | 注文不可 | 注文不可 | 注文不可 |
10通貨 | 0.01ロット | 注文不可 | 注文不可 |
100通貨 | 0.1ロット | 0.1ロット | 注文不可 |
1,000通貨 | 1ロット | 1ロット | 0.01ロット |
10,000通貨 | 10ロット | 10ロット | 0.1ロット |
100,000通貨 | 100ロット | 100ロット | 1ロット |
1,000,000通貨 | 注文不可 | 注文不可 | 10ロット |
5,000,000通貨 | 注文不可 | 注文不可 | 50ロット |
10,000,000通貨 | 注文不可 | 注文不可 | 注文不可 |
マイクロ口座は、1ポジションあたり0.01ロット10通貨〜100ロット10万通貨まで注文可能です。
スタンダード口座は、1ポジションあたり0.01ロット1,000通貨〜50ロット500万通貨まで注文可能です。
また、マイクロ口座の取引ルールには注意点が2つあります。
1つ目は、取引ツールにMT5を使用する場合、1ポジションあたりの最小取引数量が0.1ロット100通貨になることです。
2つ目は、上記マイクロ口座の取引ルールが適用される銘柄は、通貨ペア・ゴールド・シルバーのみで、それ以外の銘柄はすべてスタンダード口座の取引ルールが適用されることです。
わずか1円の証拠金から取引できる
FXでポジションを持つには、レバレッジに応じた証拠金を用意しなくてはいけません。
必要証拠金とは、実際の取引数量を口座通貨に換算した後、レバレッジの倍率で割った金額です。
必要証拠金 = 現在レート × 取引数量 ÷ レバレッジ
XM Tradingでは、1アカウントあたり最大200ポジションまで保有できます。
以下の表はポジション数と取引数量ごとに、レバレッジ1000倍における必要証拠金の変化をまとめたものです。
マイクロ口座は少額取引できる!
ポジション数 | 0.01ロット 10通貨 |
0.1ロット 100通貨 |
1ロット 1,000通貨 |
10ロット 1万通貨 |
100ロット 10万通貨 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1円 | 10円 | 100円 | 1千円 | 1万円 |
5 | 5円 | 50円 | 500円 | 5千円 | 5万円 |
10 | 10円 | 100円 | 1千円 | 1万円 | 10万円 |
50 | 50円 | 500円 | 5千円 | 5万円 | 50万円 |
100 | 100円 | 1千円 | 1万円 | 10万円 | 100万円 |
200 | 200円 | 2千円 | 2万円 | 20万円 | 200万円 |
※ 必要証拠金は1ドル100円換算で、一番大きい桁以外は切り捨て。
※ 0.01ロットはMT4のみ注文可能。
レバレッジ1000倍かつ取引数量10〜100通貨だったら、本当に少ない金額で取引できますね。
最小10通貨が1ポジションだけなら証拠金はわずか1円、上限200ポジションでも合計200円の証拠金で済みます。
ただ、たとえレバレッジ1000倍でも最大10万通貨を注文するとなると、1ポジションなら1万円、上限200ポジションなら200万円の証拠金を用意しなくてはいけません。
マイクロ口座は少額取引に特化した口座タイプとはいえ、ポジション数・取引数量を増やすほどそれなりの資金が必要になってくるので油断しないでください。
1ポジション0.1円〜1千円単位でしか稼げない
FXの損益は、取引数量に比例して増減します。
注文時の取引数量(ロット数)とポジション数によっては、価格変動による損益の増減レベルはかなり違ってくるんです。
以下の表はポジション数と取引数量ごとに、価格変動1pipsあたりの損益をまとめたものです。
マイクロ口座は稼ぎにくい!
ポジション数 | 0.01ロット 10通貨 |
0.1ロット 100通貨 |
1ロット 1,000通貨 |
10ロット 1万通貨 |
100ロット 10万通貨 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 0.1円 | 1円 | 10円 | 100円 | 1千円 |
5 | 0.5円 | 5円 | 50円 | 500円 | 5千円 |
10 | 1円 | 10円 | 100円 | 1千円 | 1万円 |
50 | 5円 | 50円 | 500円 | 5千円 | 5万円 |
100 | 10円 | 100円 | 1千円 | 1万円 | 10万円 |
200 | 20円 | 200円 | 2千円 | 2万円 | 20万円 |
※ 0.01ロットはMT4のみ注文可能。
いくらマイクロ口座は証拠金が抑えられるとしても、10通貨・100通貨レベルの注文では全然稼げないことがわかりますね。
取引数量が最小10通貨の場合、1ポジションだけなら1pipsあたりわずか0.1円、上限200ポジションでも20円程度の損益しか動きません。
ただ、取引数量が最大10万通貨の場合であれば、1ポジションでも1pipsあたり1,000円、上限200ポジション保有すれば1pipsあたり20万円もの損益が動きます。
なので、ポジション数を増やして分割注文すれば、マイクロ口座でもスタンダード口座並みにちゃんと稼げるのですが、はっきりいってめちゃくちゃ面倒です。
また、「一度に10万通貨以上取引するようになったらスタンダード口座が必須」でも後述しますが、分割注文しても必ずすべて同一レートで約定できるとは限りません。
「pipsってなに?」という人は、以下の記事をご覧ください。
-
FXの1Lotっていくら?損益や注文可能ロット数の計算方法をわかりやすく解説
ロットとはFXの取引単位のことです。 海外FXでの1ロットは基本的に10万通貨です。 しかし、このロットという単位のルールや規格はFX業者によってバラバラ。 同じ1ロットの取引でも、業者・口座タイプ・ ...
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銘柄名に「micro」がついている
MT4・MT5は、口座ごとにIDとパスワードを使ってログインする仕組みです。
ただ、自分が今どの口座にログインしているのか確認する方法は、取引画面上のID(口座番号)・スプレッド・銘柄の仕様などを確認することくらいなので、勘違いから発注ミスも起こしやすいんですよね。
そこでXM Tradingは、マイクロ口座のルールが適用される銘柄には、分かりやすいよう「micro」という識別名をつけてくれています。
また、同じようにXM Zero口座のルールが適用される銘柄には、「.(ドット)」をつけてくれています。
- マイクロ口座:USDJPYmicro
- スタンダード口座:USDJPY
- XM Zero口座:USDJPY.
些細な点ですが、マイクロ口座のつもりが間違ってスタンダード口座で10万通貨の注文をしては大変なので、複数の口座を開設した人は普段から意識するようにしてください。
銘柄名は、MT4・MT5の気配値ウィンドウで確認できますよ。
ちなみに、デフォルトでは一部の銘柄しか表示されていないので、表示銘柄を追加・削除したい場合は以下の記事をご覧ください。
-
MT4・MT5で表示される通貨ペアを追加して増やす・削除する方法(スマホ・パソコン)
MT4・MT5初心者に多いトラブルに、「取引したい通貨ペアが見当たらない」というケースがよくあるので、解説します。 FX業者や口座タイプによって、MT4・MT5の初期状態では通貨ペアが数種類しか表示さ ...
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デモ口座がない
マイクロ口座には、デモ口座がありません。
そもそもマイクロ口座は、取引数量を10通貨にすればデモ口座のようにも使える口座。
だから、わざわざ用意する必要がないのかもしれません。
リアルマネーを一切使わないでトレードの練習をしたい人は、スタンダード口座かXM Zero口座のデモ口座を利用してください。
マイクロ口座からスタンダード口座に切り替えるタイミング
ここでは、初心者の人がマイクロ口座からスタンダード口座に切り替えるベストなタイミングについて解説します。
もちろん「なんとなく取引にも慣れたから」というタイミングでも全然OKですが、基準・目安・理由を知っていれば、安心して次のステージに進めますよ。
「儲け」と「資金量」を基準に、それぞれ2パターンずつご紹介します。
自分に合ったタイミングで、スタンダード口座に切り替えるかどうか判断してください!
取引数量・ロット数など「儲けやすさ」で考えた場合
まずは、「儲け」を基準に考えてみましょう。
FXの損益は「取引数量に比例して増減する」でしたね。
「儲け=取引数量」で考えた場合、スタンダード口座へ切り替えるタイミングは次の2パターンあります。
- 1通貨や10通貨の利益では物足りなくなったらスタンダード口座を推奨
- 一度に10万通貨以上取引するようになったらスタンダード口座が必須
いずれも「いくらから」という明確なボーダーラインはありませんので、「だいたいこのくらい」という目安で考えてもらえればOKです。
1通貨・10通貨の利益では物足りなくなったらスタンダード口座を推奨
1つ目のタイミングは、単純に10通貨・100通貨程度の利益では満足できなくなった場合です。
この場合、すぐにでもスタンダード口座に切り替えてしまっても良いのですが、マイクロ口座でも一度に10万通貨まで注文できるので、あくまで推奨レベルと受け取ってください。
引き続きマイクロ口座を使い続けても問題ありませんよ。
以下の表は、一般的な利食い幅(テイクプロフィット・TP)の目安とその利益を、トレードスタイルと取引数量ごとにまとめたものです。
10通貨・100通貨の利益はこれだけ
トレード スタイル |
利食い幅 | 0.01ロット 10通貨 |
0.1ロット 100通貨 |
1ロット 1,000通貨 |
10ロット 1万通貨 |
100ロット 10万通貨 |
---|---|---|---|---|---|---|
スキャルピング | 3pips 〜 20pips |
0.3円 〜 2円 |
3円 〜 20円 |
30円 〜 200円 |
300円 〜 2千円 |
3千円 〜 2万円 |
デイトレード | 10pips 〜 100pips |
0.1円 〜 10円 |
1円 〜 100円 |
10円 〜 1千円 |
100円 〜 1万円 |
1千円 〜 10万円 |
スイングトレード | 30pips 〜 500pips |
0.3円 〜 50円 |
3円 〜 500円 |
30円 〜 5千円 |
300円 〜 5万円 |
3千円 〜 50万円 |
ポジショントレード | 500pips 〜 1,500pips |
50円 〜 150円 |
500円 〜 1.5千円 |
5千円 〜 1.5万円 |
5万円 〜 15万円 |
50万円 〜 150万円 |
※ 0.01ロットはMT4のみ注文可能。
マイクロ口座のセールスポイントは10通貨・100通貨での少額取引ですが、実際はこの程度の収益性しかありません。
例えば、利食い幅を20pipsに決めてスキャルピングしたとします。
この場合、10回利益確定できたとしても毎回10通貨しか注文しなければ合計20円、毎回100通貨でも合計200円程度の利益なので、労力の割に全然稼げませんよね。
海外FX業者のトレードスタイルは、ハイレバレッジで必要証拠金を抑え、その分だけ大きな金額で大きな利益を狙う短期トレードが中心です。
せっかく海外FXで取引するなら、せめて1万通貨の取引1回あたり20pips(2千円)は稼ぎたいところ。
その場合の必要証拠金もレバレッジ1000倍なら1千円程度なので、無理なく取引を続けられるレベルです。
スタンダード口座でも最小1,000通貨から取引できるので、10通貨・100通貨で取引しなくなったタイミングで早々にスタンダード口座へ切り替えてしまっても良いかと思います。
一度に10万通貨以上取引するようになったらスタンダード口座が必須
2つ目のタイミングは、一度に10万通貨以上を注文するようになった場合です。
先ほどは「少額取引」の話でしたが、今度は「大口取引」の話ですね。
この場合は、確実にスタンダード口座へ切り替えたほうが良いでしょう。
10万通貨はマイクロ口座の1ポジションあたりの最大取引数量なので、実質的にマイクロ口座のリミットを迎えた状態です。
XM Tradingでは最大200ポジションまで保有できるので、分割注文すれば一応2千万通貨まで取引できますが、正直あまりオススメできません(最大取引数量10万通貨×上限200ポジション)。
裁量取引の場合だと、たとえ注文ボタンを連打したとしても、スリッページや約定遅延の影響もあるので、まず同一レートでは約定しないからです。
そもそも注文操作が面倒ですし、ポジション管理も大変です。
それならばいっそのこと、一度に10万通貨以上取引するようになったタイミングですぐにスタンダード口座へ切り替えてしまったほうがストレスがないと思います。
口座残高・有効証拠金残高など「資金量」で考えた場合
次に、「資金量」を基準に考えてみましょう。
ここでいう資金とは、「含み益・含み損まで考慮した証拠金以外の口座資金=有効証拠金」のことです。
有効証拠金 = 口座残高 + 評価損益(為替損益とスワップの合計)
有効証拠金を基準にした場合、マイクロ口座からスタンダード口座へ切り替えるタイミングは、次の2パターンあります。
- 有効証拠金が「3万円 × ポジション数」以上あればスタンダード口座でも安全に取引可能
- 有効証拠金が「200万円以上」になったらマイクロ口座の優位性・存在意義が下がる
この2つの考え方は、前者が「スタンダード口座を安全に運用できる資金量かいくらか?」、後者が「マイクロ口座のメリットを最大限活用できる資金かはいくらか?」で判断しています。
いずれも根拠は一般論がベースなので、あくまで目安として活用してくださいね。
有効証拠金が「3万円×ポジション数」以上あればスタンダード口座でも安全に取引可能
1つ目のタイミングは、有効証拠金が「3万円 × ポジション数」以上の場合です。
この金額を「スタンダード口座に切り替えても安全に運用できる最低ライン」と考えることができます。
FXで怖いのは、ロスカットですね。大きな含み損を抱え証拠金不足になると、ポジションが強制決済されて資金を失います。
そのため、取引に使用している証拠金以外に、十分な余力資金が必要です。
ロスカットされない安全な資金量の目安は、MT4・MT5に表示されている証拠金維持率で判断できます。
証拠金維持率(%)= 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100
有効証拠金 = 口座残高 + 評価損益(為替損益とスワップの合計)
必要証拠金 = 現在のレート × 取引数量 ÷ レバレッジ
一般的に、短期トレードなら証拠金維持率300〜500%以上、長期トレードなら証拠金維持率1,000%以上が安全圏と言われています。
例えば、口座残高1万円・レバレッジ1000倍で、1,000通貨(必要証拠金100円)のポジション1つ持つと、証拠金維持率10,000%からスタートし、利益が出るほど証拠金維持率が上がり、損失が出るほど証拠金維持率が下がります。
以下の表はポジション数と取引数量ごとに、証拠金維持率が「安全に取引できる最低ライン300%」まで下がった場合の有効証拠金額をまとめたものです。
スタンダード口座でも最低3万円あればOK
ポジション数 | 0.01ロット 10通貨 |
0.1ロット 100通貨 |
1ロット 1,000通貨 |
10ロット 1万通貨 |
100ロット 10万通貨 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 300円 | 3,000円 | 3万円 | 30万円 | 300万円 |
5 | 1.5千円 | 1.5万円 | 15万円 | 150万円 | 1.5千万円 |
10 | 3千円 | 3万円 | 30万円 | 300万円 | 3千万円 |
50 | 1.5万円 | 15万円 | 150万円 | 1.5千万円 | 1.5億円 |
100 | 3万円 | 30万円 | 300万円 | 3千万円 | 3億円 |
200 | 6万円 | 60万円 | 600万円 | 6千万円 | 6億円 |
※ 必要証拠金は1ドル100円換算で、一番大きい桁以外は切り捨て。
※ 0.01ロットはMT4のみ注文可能。
強調部分は、スタンダード口座でも注文可能な範囲を表しています。
その内、最も少ない金額は1ポジション1,000通貨の有効証拠金3万円です。
つまり、スタンダード口座でも有効証拠金が「3万円 × ポジション数」以上を維持できれば、ロスカットを避けられる安全圏で取引できるということです。
そう考えると、意外にスタンダード口座のハードルも低いですよね。
ただし、これは取引数量が1,000通貨の話であって、1万通貨なら「30万円 × ポジション数」、10万通貨なら「300万円 × ポジション数」という点に注意してください。
また、上記シミュレーションは、あくまでも安全な証拠金維持率を300%に設定した時の話です。どこを最低ラインとするかは、トレーダーによって違います。
以下の式を使えば「目安にする証拠金維持率」と「取引にかかる必要証拠金」から「安全圏といえる有効証拠金額」を計算できます。
有効証拠金 = 証拠金維持率(%)×必要証拠金
有効証拠金が「200万円以上」になったらマイクロ口座の優位性・存在意義が下がる
2つ目のタイミングは、有効証拠金が「200万円以上」の場合です。
これはスタンダード口座への切り替えるタイミングというより、どちらかというとXM Tradingを利用する上での注意点とも言える話です。
マイクロ口座の利用価値は少額取引なので、レバレッジは最大である1000倍に設定する人も多いかと思います。
ただ、XM Trdaingでは、1アカウントあたりの有効証拠金残高が合計200万円以上になると、最大レバレッジが200倍に制限されます。
この仕組みのことをレバレッジ制限と言いますが、制限を受けるとせっかくのマイクロ口座の優位性・存在意義が失われてしまうので注意してください。
こんな人が、この問題に直面します。
- 最初に200万円以上の資金を一括入金する人
- 当初の資金は少なかったが利益を出して200万円以上にした人
「この金額までマイクロ口座を使い続ける人なんているの?」と思うかもしれません。
しかし、XM Tradingの100%+20%入金ボーナスを満額50万円もらおうとすると累計225万円の入金が必要なので、もし一括入金すればレバレッジ制限を受けます。
分割入金しても最終的にもらえるボーナス額は変わりませんが、知らずに一括入金する人いるかもしれませんので注意してください。
また、「マイクロ口座の活用方法」でも後述しますが、マイクロ口座をサブ口座として使い続ける人も、メイン口座の取引次第ではレバレッジ制限を受ける可能性があるので注意が必要です。
XM Tradingのレバレッジルールについての詳細は、以下の記事をご覧ください。
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損切りルールも決めてリスクマネージメントしよう!
補足ですが、資金管理を徹底して安全に取引するには証拠金維持率だけ意識していては不十分です!
しっかり損切りルールも決めて取引しましょう!
XM Tradingのロスカットルールは「証拠金維持率20%以下でロスカット発動」「ゼロカット採用・追証なし」なので、その他の海外FX業者や国内FX業者よりも余裕をもって資金管理できます。
ただ、いくら「ゆとりのあるロスカットルールだから安心」「ちゃんと証拠金維持率にも注意しながら取引してる」と言っても油断してはいけませんよ。
利食い幅を決めて取引するように損切り幅も決めて取引しなくては、すぐに大きな含み損を抱えて証拠金維持率が下がり続けます。
もしそこで、「資金の補充(入金)& 証拠金維持率の引き上げ」が間に合わなければロスカットです。
「損切りルールの決め方」「XM Tradingのロスカットルール」「ロスカットまでの値幅の計算方法」などリスクマネージメントについての詳しい話は、以下の記事をご覧ください。
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マイクロ口座の活用方法
マイクロ口座は、サブ口座としてもさまざまな用途に活用できます。
以下の3つの活用方法を知っていれば、あなたもXM Tradingのスペシャリストに近づけますよ。
- ロイヤリティステータスを低リスクでエリートまで引き上げる
- 多額の資金を必要とするトレード手法・EAをお試し運用する
- 休眠口座・口座凍結になるのを防止する
ロイヤリティステータスを低リスクでエリートまで引き上げる
XM Tradingは、取引すればするほどXMPというポイントが貯まる「ロイヤリティプログラム」というキャンペーンを常時開催しています。
このお得なプログラムを最大限活用したいなら、マイクロ口座の存在が欠かせません!
まず、簡単にロイヤリティプログラムについて説明すると、取引でもらえるXMPはXM Tradingでの取引期間が長いほどたくさんもらえる仕組みになっています。
貯めたXMPは以下のレートでボーナスまたは現金に交換できるため、実質スプレッド削減効果があるんです。
ボーナス = 獲得XMP ÷ 3ドル
1XMPあたりの価値は 0.33ドル 分のボーナス
現金 = 獲得XMP ÷ 40ドル
1XMPあたりの価値は 0.025ドル 分の現金
現金は換金レートが安いので、ボーナスへの交換がオススメです。
とはいえ、一見すると少額取引向けのマイクロ口座ではあまり意味のないプログラムに思えますが、マイクロ口座を活用することで次の2つのメリットが生まれます。
- マイクロ口座ならロイヤリティステータスを低リスクでエリートまで引き上げられる
- スタンダード口座に切り換えた時に、いきなりスプレッドを最大割引できる
最短・低リスクでステータスをエリートにできる!
ステータス | エグゼクティブ | ゴールド | ダイヤモンド | エリート | |
---|---|---|---|---|---|
取引期間 | 登録のみ | 30日以上 | 60日以上 | 100日以上 | |
XMP | 7XMP | 10XMP | 13XMP | 16XMP | |
ボーナス | 約233円 | 約333円 | 約433円 | 約533円 |
※ 1ロット=10万通貨。1ドル100円換算。小数点以下四捨五入。
ロイヤリティプログラムは、累計取引期間に応じてステータスが上がっていき、獲得できるXMPもアップする仕組みです。
最高ステータスのエリートまでいけば、10万通貨の往復取引あたり16XMP、日本円にして約533円分のボーナスを獲得できます!
ただ、ステータスをエリートに引き上げるには、累計100営業日以上の取引活動が条件なので、だいたい3ヶ月弱かかります。
まだ注文にも慣れていない初心者の人がスタンダード口座でいきなりエリートを目指しても、100営業日以内に資金が底をつく可能性が考えられます。
それならば、エリートまでの100営業日はマイクロ口座での取引練習期間と割り切って、1日1回10通貨でもいいので取引し続けたほうが安全ですし、スタンダード口座に切り替えた時もいきなりエリートステータスからスタートできますよ!
ただ、ロイヤリティプログラムは以下の点に注意して利用してください。
- XM Zero口座はロイヤリティプログラム対象外
- XMP獲得にはポジション保有時間10分以上必要
- 一定期間取引活動がないとステータスリセットかつ全XMP消滅
- 獲得XMP・ボーナスは出金不可
特に注意してほしいのが、ポジション保有時間10分以上の取引のみがXMPの付与対象という点です。
また、一定期間取引活動がないと最低ステータスのエグゼクティブに降格してしまい、保有XMPもすべて消滅します。
エリートは連続100営業日・ゴールドは連続30営業日・ダイヤモンドは連続60営業日・エグゼクティブは連続42営業日です。
ステータスを上げる日数は「累計」でカウントしますが、ステータスがリセットされる日数は「連続」でカウントされる点に注意してください。
XM Tradingのキャンペーンやロイヤリティプログラムの活用方法については、以下の記事も参考にしてください。
-
XMTradingはスプレッドが広いのに一番人気の理由とは?通貨ペア一覧で海外FX業者と比較してみた
この記事ではXM Tradingのスプレッドについて、口座タイプ・通貨ペアごとに他社と比較しながら詳しく解説していきます。 今すぐ全ての銘柄の平均スプレッド、他社口座との比較、スプレッドが広がる時間帯 ...
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10通貨を1ポジションだけ保有し続ければいいのでは?
ちなみに、「マイクロ口座で10通貨・1ポジションだけを100日間キープすれば、ノーリスクでエリートステータスを獲得できる」という裏技を紹介しているサイトもあります。
ただ、当サイトではあまりオススメしておりません。
XM Tradingに「ロイヤリティプログラムの乱用」とみなされて利用規約違反になる可能性があるからです。
D.一般条件
11.当社の独自の裁量により、あらゆる形態の裁定取引(リスクのない利益を含むがこれに限定されない)、乱用(参加者が経済的利益のみを目的としていることを示す参加者の取引活動パターンを含むがこれに限定されない)の兆候または疑惑市場での取引および/または市場リスクを取ることに真に関心がないクレジットボーナスから)、ボーナスに関連する詐欺、操作、キャッシュバック裁定取引、またはその他の形態の欺瞞的または不正な活動は、以前にクレジットされたすべての取引ボーナスを無効にします。
これはXM Tradingの裁量で判断することなので断定はできません。
ただ、エリートまでの100営業日はマイクロ口座での取引練習期間と割り切って、1日1回10通貨でいいので新規注文・決済注文を続けたほうが間違いはないと思います。
もし実践するなら、自己責任でお願いします。
多額の資金を必要とするトレード手法・EAをお試し運用する
マイクロ口座は何も初心者だけのものではありません。
さまざまなトレード手法・自動売買を実践する中上級者の人でも活用できる口座なんです!
成果が見込めるトレード手法やEAの多くは、多額の資金で長期運用することが大前提。
でも、いきなり高額な資金を注ぎ込むには勇気が必要だしリスクも高いですよね?
デモ口座は実際のマーケットではないので、検証に使っても意味がありません。
だったら最初は、マイクロ口座で少ない資金をお試し運用してみましょう!
もちろん取引数量が小さければ長期運用しても大した利益にはならないので、目的はあくまでもトレード手法の有効性やEAのパラメータ設定の検証です。
例えば、当サイトが無料提供しているトラリピEAの運用には潤沢な資金が必要です。
トラリピEAで稼ぐコツは「想定するレンジ(許容できる価格変動)に対し、どのくらいの間隔でいくつトラップ(予約注文)を設定するか?」です。
このレンジ幅やトラップ数などのパラメーター設定によって収益性・リスク・必要資金が変わるのですが、シミュレーション・バックテスト・フォワードテストで検証するにも限界があります。
実戦においてパラメーター設定を微調整しながら検証していくのがベストなんですが、スタンダード口座では検証するにも多額の資金が必要です。
しかし、マイクロ口座で1トラップあたり10通貨に設定にすれば、損失を最小限に抑えながら納得いくまで取引戦略を練ることができますよ!
トラリピEAについては、以下の記事をご覧ください。
ただ、パラメーターや取引内容がブラックボックスになっているEAなどの検証にはあまり効果が期待できません。
検証期間と実際の運用期間の相場状況がかけ離れるほど、結果も変わってくるからです。
慎重なEAの選び方やEA導入方法については、以下の記事を参考にしてください。
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休眠口座・口座凍結になるのを防止する
マイクロ口座は、しばらく取引をお休みしたい時にも役立ちます。
XM Tradingの口座は、残高のある状態で「90日間」取引活動がないと休眠口座となり、そこからさらに「90日間」取引活動がないと口座凍結となってしまうので注意が必要です。
休眠口座になると、すべてのボーナス・XMPが自動的に消滅することに加え、復旧させるまでに毎月5ドルの口座維持手数料が発生しますし、最終的に口座凍結ともなれば、その復旧すらできなくなってしまいます。
一時的に取引資金を貯めたり他社でも取引したい期間もあると思うので、なんとか休眠口座・口座凍結は回避したいところ。
そんな時は、レバレッジを1000倍に設定したマイクロ口座で10通貨程度のポジションを1つ保有しましょう!
たったそれだけで、休眠口座・口座凍結になるのを回避できます。
注文内容の目安は、以下の通りです。
- レバレッジ:1000倍
- 通貨ペア:USD/JPY
- 売買方向:自由
- 取引数量:10通貨(0.01ロット)
- 安全な口座残高:300円以上
- 必要証拠金:1円
- 含み損益:仮にUSD/JPYが10円動いても100円
- スワップポイントの支払い:0.0221円 / 1日
※ 安全な口座残高はロスカットまでの余力を証拠金維持率300%以上と仮定した場合。
※ スワップポイントは2022年2月11日のUSD/JPY(買)の-2.21で計算。
よほどの異常レートでも発生しない限り、資金は300円〜1,000円程度あればロスカットを回避できます。
また、仮にUSD/JPYが10円値動きしたとしても含み損益は100円程度、日々のスワップポイントの支払いも微々たるものです。
取引活動とは、取引・出金・入金・資金振替・追加口座開設のことです。休眠期間中の口座維持手数料は、残高5ドル未満の場合は残高全額、残高ゼロの場合は無料です。
XM Tradingの休眠口座・口座凍結についての詳細は、以下の記事をご覧ください。
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まとめ
最後に、マイクロ口座の活用方法と注意点をまとめます。
マイクロ口座は、初心者から中上級者にまでニーズのある便利な口座です。
活用方法は、以下の4つでした。
- 10通貨・100通貨の少額取引をして本番環境での取引に慣れる
- ロイヤリティステータスを低リスクでエリートまで引き上げる
- 多額の資金を必要とするトレード手法・EAをお試し運用する
- 休眠口座・口座凍結になるのを防止する
また、マイクロ口座からスタンダード口座に切り替えるタイミングは、次の4パターンから判断できます。
- 10通貨・100通貨の利益では満足できなくなった人
- 一度に10万通貨以上を取引するようになった人
- 有効証拠金が「3万円 × ポジション数」になった人
- 有効証拠金残高が200万円以上になった人
ただ、マイクロ口座にしろスタンダード口座にしろ、XM Tradingはスプレッドがやや広めなので、あまりスキャルピング向きではありません。
XM Zero口座もスプレッドが狭い代わりに、取引手数料が10万通貨あたり片道5通貨と割高です。
ただ、累計100日間取引してロイヤリティプログラムを最高ステータスのエリートまで引き上げれば、10万通貨あたり約533円分のボーナスがもらえ、実質取引コストを割引できます。
極端なスキャルピングをしない人にとっては、安定した取引環境とサービスを提供するXM Tradingはハイレバトレードの強い味方です。
ぜひ、今回ご紹介したマイクロ口座もフル活用して、XM Tradingでお得にトレードしましょう!
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