Bybit(バイビット)は、海外の仮想通貨取引所であり、取引ボリュームや提供サービス、セキュリティなどさまざまな面で世界トップレベルの水準になっています。
海外の仮想通貨取引所での口座開設を検討するときに、まず最初にBybitが目についた方も多いのではないでしょうか。
仮想通貨取引所で口座開設して実際に利用するときに重要なポイントとして、各種手数料を知っておくことが重要です。
そのため、今回はBybitの各種手数料に関しての解説や、手数料をなるべく抑えるためのコツなどを紹介します。
また、Bybitとほかの主要の海外の仮想通貨取引所と比較した結果などもあわせて解説します。
今後Bybitを利用してみたい方や、すでに利用しているけど手数料についてあまり理解できていない方は、ぜひ今回の内容に目を通してみましょう。
この記事でわかること
- Bybitでの各種手数料の詳細
- ほかの主要な仮想通貨取引所と比較してもBybitの手数料は割安
- 出金手数料は送金する仮想通貨銘柄やネットワーク選択で抑えることができる
- 取引手数料はVIPランクを上げておくと大きく割引される
公式サイト:https://www.bybit.com/ja-JP/
目次
Bybitの各種手数料
Bybitの利用には、以下の場面で手数料が発生します。
Bybitでかかる手数料一覧
- 入金手数料
- 出金手数料
- 取引手数料
- スプレッド
- 資金調達料
- 償還手数料
- 管理手数料
それぞれの手数料について、以下で詳細を確認していきましょう。
1. 入金手数料
Bybitへ仮想通貨取引のための資金を入金する場合、自分の銀行口座から直接日本円を入金することはできません。そのため、銀行振込などでの日本円入金には対応していません。
Bybitへ入金する方法は、以下の2つから選択する必要があります。
- 仮想通貨入金
- クレジットカード利用での購入
1-1. 仮想通貨入金の場合
Bybitへの仮想通貨での入金は、Bybitでの入金手数料は無料ですが、送金時に国内の仮想通貨取引所で送金手数料がかかります。
仮想通貨送金での入金は、送金中の価格変動による影響を受けるため、相場が激しく乱高下している条件下では注意が必要です。
ビットコインなどの仮想通貨銘柄では、送金手続きに時間がかかり、送金手数料も割高なことが多いため、送金速度が速く、送金手数料が安い「リップル(XRP)」などの銘柄でBybitに入金するといいでしょう。
また、Bybitへ仮想通貨を入金する場合には、入金する仮想通貨銘柄によって最低入金金額が設定されているものもあるため、事前に確認が必要です。
銘柄によって最小入金額が異なる
仮想通貨銘柄 | 最小入金額 |
---|---|
ビットコイン(BTC) | 0.000006BTC |
イーサリアム(ETH) | なし |
ソラナ(SOL) | 0.01SOL |
リップル(XRP) | なし |
ポルカドット(DOT) | なし |
カルダノ(ADA) | 1ADA |
テザー(USDC) | なし |
サークル(USDC) | なし |
1-2. クレジットカード利用での購入の場合
Bybitは日本円入金に対応していませんが、クレジットカードで仮想通貨を購入することで、実質日本円入金が可能です。
クレジットカードでの仮想通貨購入の場合には、プロバイダーによって購入手数料が異なります。
また、国際ブランドにも制限があり、「VISA」「Mastercard」のブランドのみが、Bybitでのクレジットカード購入で利用できます。
2. 出金手数料
Bybitから仮想通貨を出金する場合には、出金手数料がかかります。
Bybitの出金手数料は、出金する仮想通貨銘柄によって異なります。
ビットコインの送金では、送金手数料がほかの銘柄と比較して割高なことが多いです。
また、イーサリアムなどの複数のネットワーク上で利用されている仮想通貨銘柄の場合は、ネットワークごとに出金手数料が設定されており、ERC-20のネットワークは、AirbitrumやOptimismなどのネットワークに比べて出金手数料が割高です。
仮想通貨によって出金手数料が異なる
仮想通貨銘柄 | 出金手数料(2024年1月時点) |
---|---|
ビットコイン(BTC) | 0.00068BTC |
イーサリアム(ETH)【ERC20】 | 0.0027ETH |
イーサリアム(ETH)【Optimisim】 | 0.0003ETH |
ソラナ(SOL) | 0.01SOL |
リップル(XRP) | 0.25XRP |
ポルカドット(DOT) | 0.1DOT |
カルダノ(ADA) | 0.8ADA |
テザー(USDC)【ERC20】 | 8USDT |
テザー(USDC)【Optimisim】 | 1USDT |
サークル(USDC)【ERC20】 | 14USDC |
サークル(USDC)【Optimisim】 | 1USDC |
3. 取引手数料
Bybitでは、現物取引だけでなく先物取引、レバレッジトークンを含めたすべての仮想通貨取引において取引手数料がかかります。現物の仮想通貨取引では、一律0.1%の取引手数料がかかります。
また、主要の先物取引であるUSDT無期限先物取引では、メイカー側で0.0550%、テイカー側で0.0200%の取引手数料がかかります。
さらには、オプション取引ではメイカー・テイカー一律で0.02%の取引手数料が必要です。Bybitでは、VIPクラス制度があり、VIPクラスによって取引手数料が変わります。
VIPランクによって手数料が異なる
VIPランク | 現物取引手数料 | 先物取引手数料 | オプション取引手数料 |
---|---|---|---|
一般 | メイカー:0.100% テイカー:0.100% |
メイカー:0.0550% テイカー:0.0200% |
メイカー:0.0200% テイカー:0.0200% |
VIP1 | メイカー:0.0600% テイカー:0.0400% |
メイカー:0.0400% テイカー:0.0180% |
メイカー:0.0200% テイカー:0.0150% |
VIP2 | メイカー:0.0500% テイカー:0.0250% |
メイカー:0.0375% テイカー:0.0160% |
メイカー:0.0200% テイカー:0.0150% |
VIP3 | メイカー:0.0450% テイカー:0.0200% |
メイカー:0.0350% テイカー:0.0140% |
メイカー:0.0200% テイカー:0.0150% |
VIP4 | メイカー:0.0400% テイカー:0.0150% |
メイカー:0.0320% テイカー:0.0120% |
メイカー:0.0180% テイカー:0.0150% |
VIP5 | メイカー:0.0350% テイカー:0.0125% |
メイカー:0.0320% テイカー:0.0100% |
メイカー:0.0150% テイカー:0.0100% |
VVIP | メイカー:0.0200% テイカー:0.0050% |
メイカー:0.0300% テイカー:0.0000% |
メイカー:0.0150% テイカー:0.0020% |
Pro1 | メイカー:0.0400% テイカー:0.0150% |
メイカー:0.0320% テイカー:0.0100% |
メイカー:0.0180% テイカー:0.0150% |
Pro2 | メイカー:0.0350% テイカー:0.0125% |
メイカー:0.0320% テイカー:0.0050% |
メイカー:0.0150% テイカー:0.0100% |
Pro3 | メイカー:0.0300% テイカー:0.0100% |
メイカー:0.0300% テイカー:0.0000% |
メイカー:0.0150% テイカー:0.0020% |
Pro4 | メイカー:0.0250% テイカー:0.0075% |
メイカー:0.0275% テイカー:0.0000% |
メイカー:0.0100% テイカー:0.0020% |
Pro5 | メイカー:0.0200% テイカー:0.0050% |
メイカー:0.0250% テイカー:0.0000% |
メイカー:0.0100% テイカー:0.0000% |
4. スプレッド
仮想通貨に限らず板取引を運営しているプラットフォームでは、買い注文と売り注文に価格差を設定しており、設定した価格差は運営側の利益となります。
この売り注文と買い注文の価格差のことを「スプレッド」と呼び、スプレッド分の価格はポジションを保有した時点で運営側に手数料として支払うことを意味します。
そのため、取引手数料だけでなくスプレッドの数値も手数料として考慮しなければいけません。
取引通貨によってスプレッドは異なりますが、2024年1月時点では、Bybitでのビットコイン取引でのスプレッドは、0.01ドルに設定されています。
しかし、価格が乱高下するような不安定な相場環境では、スプレッドによる価格差が大きくなる傾向があるため注意が必要です。
また、取引量が少ない状況でもスプレッドが大きくなる傾向があるため注意しましょう。
5. 資金調達料
Bybitなどがサービスとして提供している無期限先物取引は、基本的に現物取引の価格に準じて上下します。
しかし、無期限先物取引で一方的な買い注文や売り注文が原因で、無期限先物取引の価格と現物取引の価格に差が生まれます。
この価格差を埋めるために資金調達率(ファンディングレート)が計算されて、保有しているポジションに対して計算された、資金調達率分の資金調達料が必要になります。
資金調達率がプラスのときはショートポジションを保有しているユーザーが、資金調達率がマイナスのときはロングポジションを保有しているユーザーが資金調達料を支払います。
支払われた資金調達料は、一部Bybitの運営が受け取り、残った分は反対のポジションを保有しているユーザーが受け取ります。
Bybitでは、資金調達料が毎日1時、9時、17時の3回支払われます。
例えばある時点でBTC/USDTの無期限先物取引で、100USDT分のロングポジションを保有している場合に、資金調達料が0.01%だったときは、毎日0.01USDTを3回支払います。
反対に、同じタイミングで100USDTのショートポジションを保有しているユーザーは、毎日0.01USDTを3回受け取ることができます。
資金調達率は無期限先物取引の取引画面で実際にリアルタイムで確認され、毎日3度にわたり資金調達料を支払うため、表示された資金調達率を3倍して計算すると日率での資金調達率になり、さらに365倍して計算すると年率での資金調達率になります。
資金調達率は実際の現物と先物取引での価格差によって計算されるため、そのときどきで変化します。
6. 償還手数料
Bybitででは、レバレッジトークンの取引にも対応しています。
レバレッジトークンでは、無期限先物取引のように証拠金を準備しなくても、ロング・ショートポジションにレバレッジをかけたポジションをとることができます。
レバレッジトークンは、現物の仮想通貨と同じように取引できますが、償還したときに償還手数料が発生します。
Bybitでの償還手数料は、0.05%に設定されています。
そのため、仮に100BTC+3Lトークン(BTCロング3倍)を10USDTで償還したときには「100 × 10 × 0.05% = 0.5 USDT」が償還手数料として差し引かれます。
7. 管理手数料
レバレッジトークンでは、資金調達料に加えてBybitでの管理手数料がかかります。
管理手数料は、0.005%に設定されており、毎日午前9時になるとレバレッジトークンのポジションから管理手数料が差し引かれます。
仮に、200 BTC+3L を保有していて、純資産総額が 10 USDT だと仮定すると、管理手数料は 「200 × 10 × 0.005% = 0.1 USDT」として計算されて午前9時になるとポジション残高から差し引かれます。
Bybitとほかの仮想通貨取引所との手数料比較
続いて、Bybitと他社の取引所の手数料を比較してみます。
Bybitは出金手数料が安い
取引所名 | 入金手数料 | 出金手数料(BTC) | 取引手数料 | スプレッド(BTC) |
---|---|---|---|---|
Bybit | 無料 | 0.0003BTC | メイカー:0.1% テイカー:0.1% |
0.01ドル |
gate.io | 無料 | 0.001BTC | メイカー:0.2% テイカー:0.2% |
0.1ドル |
Bitget | 無料 | 0.0006BTC | メイカー:0.1% テイカー:0.1% |
0.02ドル |
Mexc | 無料 | 0.0003BTC | メイカー:0% テイカー:0% |
0.01ドル |
kucoin | 無料 | 0.0007BTC | メイカー:0.1% テイカー:0.1% |
0.1ドル |
入金手数料については、どの仮想通貨取引所でも無料であることが一般的で、今回挙げた仮想通貨取引所でもすべて入金手数料は無料です。
一方、出金手数料に関しては、それぞれの仮想通貨取引所で異なりますが、今回はビットコインの出金手数料を比較してみます。
主要な海外の仮想通貨取引所でも、それぞれでビットコインの出金手数料に差がありますが、Bybitは0.0003BTCで今回比較した仮想通貨取引所のなかでも一番ビットコインの出金手数料が安いです。
一番ビットコインの出金手数料が高いgate.ioと比較すると1/3以下となっています。
また、現物の仮想通貨の取引手数料を比較してもBybitの取引手数料は、最も安い水準にあることがわかります。
スプレッドについてもBybitは、取引環境が安定しており、全体の取引量が多いため、ビットコインで0.001ドルとほかの仮想通貨取引所と比較しても安いです。
しかし、スプレッドはそのときの相場環境によって左右されるため、価格が激しく乱高下している条件下では、仮想通貨取引所よりもスプレッドが大きくなることもあります。
まとめると、出金手数料、入金手数料、スプレッド、取引手数料のすべての項目で、Bybitは手数料が特に安い水準の仮想通貨取引所とわかります。
Bybitで手数料負けしないための節約方法
最後に、Bybitを利用する上で手数料負けしないために、以下の節約方法をご紹介します。
- 取引はメイカー側で発注する
- VIPランクを上げる
- 送金をなるべく一度にまとめる
- 送金手数料が安い仮想通貨銘柄で送金する
- 送金手数料が安いネットワークを選択する
- オトクなキャンペーンを活用する
1. 取引はメイカー側で発注する
Bybitの一般ユーザーは、現物取引手数料が一律で0.1%に設定されていますが、先物取引ではメイカー側の方が取引手数料が安く設定されています。
また、VIPランクを上げると現物取引でもメイカー側の方が取引手数料が安くなります。
仮想通貨取引では、板取引方式が採用されており、最初に売りや買いの注文を発注したユーザーをメイカーと呼ばれます。メイカーが発注した取引注文に対して、売りや買いの注文をかけて取引約定させるユーザーをテイカーといいます。
Bybitでは、メイカー側の取引手数料が優遇されているため、可能であればメイカー側での取引を心がけると取引手数料を安くできます。
また、VIPランクを高くすることで、メイカー側は取引手数料無料で先物取引ができるようになるため、可能な限り上位のVIP ランクを目指してBybitを利用するといいでしょう。
特に、Bybitをメインの仮想通貨取引所として利用する場合は、積極的にVIP ランクを上げるようにすることをおすすめします。
2. VIPランクを上げる
Bybitでは、VIPランクを上げることでさまざまな特典を受けられます。
特典の中には、取引手数料の割引も含まれるため、VIPランクを上げることで手数料を抑えられます。
BybitのVIPランクは、過去30日間の取引量や資産残高、暗号資産ローンなどでの借入金額などによって判定されます。
VIPランクを最高クラスまで上げることができれば、現物取引で最低0.005%まで取引手数料を下げることができ、先物取引では取引手数料無料で利用できるようになります。
そのため、VIPランクを上げるための条件を確認しつつ、条件を達成できそうであればVIPランクを積極的に上げるようにすると取引手数料を安く抑えられるためおすすめです。
VIPランク | 資産残高 | 過去30日間の 平均純借入額 |
過去30日間の取引高 | ||
---|---|---|---|---|---|
現物取引 | 先物取引 | オプション取引 | |||
一般 | 50,000ドル未満 | 50,000ドル未満 | 0~1,000,000ドル未満 | 0~10,000,000ドル未満 | 0~5,000,000ドル未満 |
VIP1 | 50,000ドル | 50,000ドル | 1,000,000~2,000,000ドル未満 | 10,000,000~25,000,000ドル未満 | 5,000,000~10,000,000ドル未満 |
VIP2 | 250,000ドル | 500,000ドル | 2,000,000~4,000,000ドル未満 | 25,000,000~50,000,000ドル未満 | 10,000,000~15,000,000ドル未満 |
VIP3 | 500,000ドル | 1,000,000ドル | 4,000,000~6,000,000ドル未満 | 50,000,000~100,000,000ドル未満 | 15,000,000~25,000,000ドル未満 |
VIP4 | 1,000,000ドル | 1,500,000ドル | 6,000,000~8,000,000ドル未満 | 100,000,000~250,000,000ドル未満 | 25,000,000~40,000,000ドル未満 |
VIP5 | 2,000,000ドル | 2,000,000ドル | 8,000,000~10,000,000ドル未満 | 250,000,000~500,000,000ドル未満 | 40,000,000~100,000,000ドル未満 |
VVIP | 該当なし | 該当なし | 10,000,000ドル以上 | 500,000,000ドル以上 | 100,000,000ドル以上 |
Pro1 | 該当なし | 該当なし | 6,000,000~8,000,000ドル未満 | 100,000,000~250,000,000ドル未満 | 25,000,000~40,000,000ドル未満 |
Pro2 | 該当なし | 該当なし | 8,000,000~10,000,000ドル未満 | 250,000,000~500,000,000ドル未満 | 40,000,000~100,000,000ドル未満 |
Pro3 | 該当なし | 該当なし | 10,000,000~30,000,000ドル未満 | 500,000,000~1,000,000,000ドル未満 | 100,000,000~250,000,000ドル未満 |
Pro4 | 該当なし | 該当なし | 30,000,000~60,000,000ドル未満 | 1,000,000,000~2,000,000,000ドル未満 | 250,000,000~400,000,000ドル未満 |
Pro5 | 該当なし | 該当なし | 60,000,000ドル以上 | 2,000,000,000ドル以上 | 400,000,000ドル以上 |
3. 送金をなるべく一度にまとめる
仮想通貨取引所での送金手数料は、1度の送金手続きのたびに毎回一定の金額が必要になります。
何度にも分けて送金するときには、毎回送金手数料が発生してしまうため、効率が悪いです。
そのため、事前に送金する予定がある場合は、なるべく一度にまとめて送金するようにすると最低限の送金手数料のみを支払うだけで済みます。
送金回数をなるべく一回にまとめて、送金手数料を節約するためにも、送金手続きは計画的に行うようにしましょう。
しかし、初めて送金する場合や、新しいウォレット・仮想通貨取引所へ送金する場合は、送金ミスによる紛失のリスクを抑えるために、少額でのテスト送金は行っておくようにしましょう。
テストで少額を送金するときにも送金手数料がかかってしまいますが、紛失して全損してしまわないために必要な経費として考えておきましょう。
4. 送金手数料が安い仮想通貨銘柄で送金する
Bybitなどの仮想通貨取引所では、送金したい仮想通貨銘柄によって送金手数料が異なります。
ビットコインやイーサリアムなどは、ネットワーク上の取引処理コストが高騰している影響もあり、送金手数料が高めに設定されています。
特にビットコインは送金手数料が高いだけでなく、送金速度も遅いため、送金する仮想通貨としてはあまり向いていません。
そのため、仮想通貨をほかの仮想通貨取引所などへ送金するときは、送金速度が速く、手数料が安い「リップル(XRP)」などの銘柄を選びましょう。
Bybitから送金するために、一度仮想通貨をリップルに交換してから送金する手間がかかりますが、送金手数料を安く抑えるためには手間を惜しまないようにしましょう。
しかし、一度リップルに交換してまとめて送金することになるため、大金を送金する場合は、リップルの価格変動に注意が必要です。
大きな金額の資金をリップルに交換して送金するときは、一度にまとめてリップルに交換して送金するのではなく、何度かにわけてリップルに交換して、送金するように工夫するといいでしょう。
リップルであれば、送金回数をまとめなくても、一度にかかる送金手数料が安いため、そこまで気にする必要がありません。
5. 送金手数料が安いネットワークを選択する
イーサリアムなどのように同じ仮想通貨でも複数のネットワーク上で利用される銘柄は、ネットワークごとに送金手数料が設定されています。
もし、送金先がメインネットである「ERC-20」以外の、「Airbitrum」や「Optimism」などのネットワークに対応しているのであれば、積極的にそちらを利用するといいでしょう。
BybitでERC-20 ネットワークを利用してのイーサリアム送金の場合は、0.0026ETH が送金手数料として必要ですが、Optimism ネットワークを利用すると0.0003THと10分の1近くになります。
ステーブルコインであるUSDTやUSDCなども複数のネットワークに対応した仮想通貨銘柄なので、ERC-20 ネットワーク以外で送金するといいでしょう。
しかし、送金先の仮想通貨取引所がBybitから送金するネットワークに対応していないと、最悪の場合紛失につながるため、事前に送金先の対応ネットワークを確認しておきましょう。
6. オトクなキャンペーンを活用する
Bybitでは、さまざまなイベントやキャンペーンを開催しており、過去には取引手数料が割引されるキャンペーンも開催されました。
キャンペーン中は現物や先物取引の取引手数料が無料で利用できていたこともあり、とてもオトクです。
もし、今後も同じようなキャンペーンやイベントが開催されたときは、積極的にBybitを利用するようにすると、取引手数料を安く抑えられるためおすすめです。