Bybit（バイビット）の最大レバレッジは100倍！概要ややり方、注意点を解説

海外の仮想通貨取引のなかでも、Bybit（バイビット）は世界中の仮想通貨トレーダーに利用されています。

特にBybitのレバレッジ取引の人気が高く、Bybitの取引ボリュームはBinaneに次いで世界2位に位置しています。

レバレッジ取引をうまく活用すれば、相場の価格の上下に関係なく、効率よく利益を稼げるようになるチャンスがあります。

そこで本記事では、Bybitのレバレッジ取引についての概要や、実際の利用方法・注意点などについて解説します。

公式サイト：https://www.bybit.com/ja-JP/

Bybitのレバレッジに関する基本情報

まず初めに、Bybitのレバレッジに関する基本情報をおさらいしておきましょう。

レバレッジ取引とは？

画像引用元：Coincheck

レバレッジ取引とは、仮想通貨取引所に証拠金として自分の資金を預け入れて、その証拠金を元本に仮想通貨取引所から投資資金を借りて運用するトレード手法です。

レバレッジ取引では、預け入れた証拠金に倍率をかけてトレードでき、証拠金に対しての倍率は仮想通貨取引所ごとに設定されています。

レバレッジ取引は、先物市場に対してのトレードになるため、価格の上下を予想して利益を稼ぎます。

そのため、現物投資とは違い、相場環境を把握しながら価格が下落する局面でも効率的に利益を稼ぐことができます。

 

Bybitの最大レバレッジは100倍

Bybitが定めるレバレッジ取引の倍率は、最大100倍まで対応しています。

国内の仮想通貨取引所のレバレッジ取引では、2倍に制限されているため、Bybitのレバレッジ倍率の高さは非常に魅力的です。

自分が預け入れた証拠金に対して100倍の資金でトレードできるため、少額の証拠金でも大きな利益を稼ぐチャンスがあります。

レバレッジ倍率が100倍であること以外にも、Bybitのトレード環境の安定性なども、世界中のトレーダーがBybitのレバレッジ取引を好んで利用する理由となっています。

 

主要通貨のレバレッジ

Bybitのレバレッジ取引での倍率は最大100倍まで対応していますが、100倍の倍率で取引できる通貨ペアは「BTC/USDT」「ETH/USDT」の2つのみです。

そのほかの通貨ペアは、Bybitによって75倍、50倍、25倍、12.5倍のいずれかのレバレッジ倍率が適用されています。

Bybitに上場している仮想通貨銘柄すべてでレバレッジ取引ができるため、通貨ペアが膨大に存在します。

主要通貨などでよくトレードされている通貨ペアの実際のレバレッジ倍率は以下の通りになっています。

 

Bybitのレバレッジ取引のやり方

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1Bybitで口座開設する

Bybitでレバレッジ取引を行うためにはBybitで口座開設を行う必要があります。

Bybitの口座開設は、①スマホorパソコンと②メールアドレスがあれば簡単に実施できます。

以下のBybitの公式アプリかウェブの口座開設ページから、Bybitの口座を開設しましょう。

公式サイト：https://www.bybit.com/ja-JP/

 

また、新規口座開設時に招待コードを利用すると、口座開設後にボーナスのUSDTを受け取れるようになるため、新規口座開設をする際は招待コードの利用をオススメします。

招待コードを利用したい場合、メールアドレスやパスワードの入力画面で、招待コード「57973」を入力しましょう。

招待コードを使用した詳しい口座開設方法は以下の記事を参考にしてみてください。

Bybit（バイビット）の紹介コードは【57973】受取方法から確認方法まで徹底解説

また、Bybitでのトレードを制限なく利用するためにも、本人確認（KYC）手続きも完了させましょう。

本人確認（KYC）は、スマホと運転免許証などの身分証明書があればすぐに手続き可能で、Bybitでは申請から承認までもスムーズです。

 

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2Bybitに仮想通貨を入金する

Bybitで口座開設したあとは、実際にレバレッジ取引で証拠金として預け入れる投資資金をBybitに入金しましょう。

しかし、Bybitは国内の仮想通貨取引所のように、自分の銀行口座から直接日本円の入金には対応していません。

そのため、国内の仮想通貨取引所からの仮想通貨送金か、クレジットカード入金でBybitに入金する必要があります。

関連記事Bybit（バイビット）で使えるクレジットカードは？決済方法や注意点を解説

国内の仮想通貨取引所からの送金は送金手数料がかかるため、送金手数料が安く、送金速度が速い「リップル（XRP）」での送金がおすすめです。

仮想通貨送金では、宛先に設定したウォレットアドレスの間違えなどによる送金ミスは原則自己責任になってしまうため、最悪の場合、送金した資金を紛失するリスクもあります。

また、送金手続き中に仮想通貨銘柄の価格上下による価格変動リスクもあります。

仮想通貨送金でBybitに入金したあとは、仮想通貨を証拠金として利用できるUSDTなどのステーブルコインに交換しましょう。

クレジットカード入金であれば、クレジットカードの国際ブランドが「Mastercard」「VISA」の2種類に制限されますが、ワンクリックで簡単に入金できます。

クレジットカード入金では、入金額に対して入金手数料が2.7〜3.05%かかります。

 

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3総合取引アカウントに振替する

Bybitに資金を入金したあとは、レバレッジ取引の証拠金にあてるために「総合取引アカウント」への振替が必要です。

Bybitに入金した資金は、一度「資産調達アカウント」に入金が反映されています。

そのため、資金調達アカウントから総合取引アカウントへの振替申請をBybitで行いましょう。

Bybitにログインしたあとに、「資産」をタップすると自分の全体の資金が表示されます。

「振替」をタップすると、口座間での振替申請をする画面が表示されます。

「振替元口座」を資金調達アカウントに、「振替先口座」を総合取引アカウントに設定しましょう。

「通貨」はBybitのレバレッジ取引で証拠金として利用しやすいUSDTに設定します。

最後に振替をしたい金額を入力して「はい」をタップすると即座にBybitアカウント内の口座間で振替がされ、資金調達アカウントから総合取引アカウントに資金が移動します。

 

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4通貨を選んでレバレッジ取引を開始する

総合取引アカウントに資金を振替できたら、実際にBybitのレバレッジ取引でトレードを開始できます。

ホーム画面の「契約」をタップするとレバレッジ取引に対応しているUSDT無期限先物のトレード画面が表示されます。

「BTC/USDT」のように通貨ペアが記載された部分をタップすると、取り扱っている通貨ペアの一覧が表示され、好きな通貨ペアを検索できます。

「成行注文」の場合は、取引したい通貨量を入力して「買い/ロング」「売り/ショート」をタップすると即座にトレードが開始されます。

「指値注文」の場合は、取引した通貨の価格と通貨量を入力して「買い/ロング」「売り/ショート」をタップすると、トレード注文が発注され指定した金額に達するまで注文が待機状態になります。

指定した価格に達したときに、自動でトレードが開始されます。

 

レバレッジ倍率の変更

通貨量などを入力する欄の上に表示されている「×5」は、現在5倍のレバレッジ倍率が適用になっていることを意味しています。

表示されたレバレッジ倍率をタップすると、レバレッジ倍率の調整や変更が簡単に行えます。

 

マージン（証拠金）設定

また、証拠金の利用方法には「クロスマージン」と「分離マージン」の2種類があります。

クロスマージンでは、自分の総合取引アカウントに保管されたすべてのUSDTを証拠金として利用できます。

分離マージンは、トレードポジションに対しての証拠金をトレーダーが設定するため、自分の口座を分離できます。

クロスマージンでは、総合取引アカウントにあるすべてのUSDTを証拠金にできるためレバレッジ倍率を効かせて大きなトレードで大きな利益を稼ぐチャンスが増えます。

しかし、損失が発生した場合に、総合取引アカウントのUSDTすべてを失うリスクもあります。

分離マージンでは、強制ロスカットのときに失うUSDTは、証拠金としてあてていた分のUSDTのみです。

しかし、クロスマージンよりもポジションに対しての証拠金自体は小さくなるため、強制ロスカットが起こりやすく、適切な証拠金管理能力が求められます。

 

Bybitのレバレッジ取引に関する注意点

続いて、Bybitでレバレッジ取引をする際の注意点をいくつかご紹介します。

 

1. レバレッジのリスクを取りすぎない

現物の仮想通貨を取引する場合、価格が大きく下がっても、手元に残っている仮想通貨は価値が下がるため、損失を被る可能性があります。ですが、損失が投資額を上回ることはありません。

しかし、レバレッジ取引は、証拠金を預けて仮想通貨取引所から借りた資金で運用しているため、強制ロスカットによる損失確定が起こります。

今以上に損をすると、証拠金以上の損失を仮想通貨取引所自体が肩代わりしないといけなくなるため、証拠金が尽きるタイミングで強制ロスカットという形で、強制的に決済注文が出されるのです。

レバレッジ倍率を高くすればするほど、少ない証拠金で大きな利益を稼げるチャンスが増えますが、強制ロスカットになる可能性も高まります。

強制ロスカットでは、証拠金が尽きた状態を意味するため、預け入れていた証拠金はゼロになってしまいます。

そのため、利益を追い求めすぎて許容できるリスクを超えての高い倍率でのレバレッジ取引は、避けるようにしましょう。

特に、草コインやアルトコインなどの価格変動が大きい通貨ペアでのレバレッジ取引では、強制ロスカットが起こる可能性も高いためレバレッジ倍率を下げておくことをおすすめします。

レバレッジ倍率と強制ロスカットまでの価格下落の目安は以下の通りです。

 

2. 事前に損切りラインを決めておく

レバレッジ取引では、相場環境を分析して価格の上昇・下落を予想してトレードします。

分析や予想に反した価格変動では、損失が発生します。

レバレッジ取引では、証拠金が尽きるまで損失が膨らむため、長期間損失を抱えることはいい選択ではありません。

そのため、レバレッジ取引ではポジションを保有する前に事前に損切り（ロスカット）ラインを決めておくことをおすすめします。

損切りラインに到達してしまえば、そのポジションでの損失が確定してしまいますが、それ以上に損失が膨らむことはありません。

また、長期間損失を抱えるとほかのポジションを保有できないなど、ほかのトレードに対しての影響も出てきます。

そのため、損切りラインを事前に設定しておくことで、次のトレードの効率性もよくなります。

長い期間利益を稼いでいるトレーダーも、損切りラインを事前に設定している方が多く、損切りラインを設けることで少ない損失でポジションを解消し、次のポジションで大きな利益を稼ぐことで収益を安定させています。

 

3. 資金調達手数料が発生する

Bybitのレバレッジ取引では、「資金調達手数料」と呼ばれる手数料がかかります。

資金調達手数料は、8時間に1度の頻度（1時・9時・17時）で、保有しているポジションに対して資金調達率（ファンディングレート）を掛け合わせた金額が必要です。

資金調達率は常に変動しており、その時点での現物価格と先物価格の乖離の大きさで決められます。

資金調達率は、先物取引画面でリアルタイムに確認でき、資金調達手数料を支払うまでの時間もカウントダウン表記されています。

現物価格が先物価格よりも高い場合には、資金調達率はマイナス表記されます。

反対に、先物価格が現物価格よりも高い場合には、資金調整率はプラス表記されます。

資金調整率がマイナス表記のときは、ショートポジションを保有しているユーザーが資金調達手数料を支払います。

資金調達率がプラス表記のときは、ロングポジションを保有しているユーザーが資金調達手数料を支払います。

支払われた資金調達手数料は、一部をBybit運営が受け取り、残った金額は反対のポジションを保有しているユーザーに支払われます。

 

Bybitのレバレッジトークン

Bybitは、レバレッジトークンと呼ばれる独自の仮想通貨を取引できます。

レバレッジトークンは、実際の仮想通貨の無期限先物価格にレバレッジをかけたデリバティブ金融商品の一種です。

レバレッジトークンは、現物の仮想通貨取引と同じようにトレードできるため、証拠金を準備する必要がありません。

現物の仮想通貨のように保有するため、強制ロスカットなどの心配もありません。

それぞれのレバレッジトークンは、対象となる仮想通貨にロングもしくはショートのレバレッジをかけています。

例えば、BTC3L/USDTはビットコインの無期限先物価格に対して3倍ロングのレバレッジをかけたレバレッジトークンです。

また、BTC3S/USDTは、ビットコインの無期限先物価格に対して3倍ショートのレバレッジをかけたレバレッジトークンです。

レバレッジトークンでは、取引手数料に加えて、償還手数料や管理手数料が必要です。

また、レバレッジトークンに対してもレバレッジ取引と同じようにトークン保有量に対しての資金調達手数料がかかります。

 

Bybitのレバレッジ取引に関するよくある質問

最後に、Bybitのレバレッジ取引に関するよくある質問をいくつかご紹介します。

 

Q. Bybitのレバレッジ取引に追証はある？

国内のFX取引業者などでは、急激な価格暴騰、暴落のときに追加で証拠金を支払う「追証」が発生するときがあります。

しかし、Bybitの場合は、いかなる場合でも追証は起こりません。

もし、損失が発生したとしても、預け入れていた証拠金以上の損失は発生しないため、急な価格変動のときでも安心です。

しかし、証拠金はゼロになってしまうため、証拠金に対して過度なレバレッジ倍率での取引はおすすめできません。

自分が許容できるリスクの範囲内でレバレッジ倍率を設定してトレードしましょう。

 

Q. レバレッジは途中で変更可能？

Bybitでは、価格変動などの市場環境に合わせて途中のレバレッジ倍率の変更にも対応しています。

しかし、レバレッジ倍率を大きくした場合は、強制ロスカットになるリスクも高まるため注意しましょう。

また、分離マージンで証拠金で取引を行っているときに、証拠金が尽きる手前であるにもかからわず、途中でレバレッジ倍率を大きくする場合には、証拠金の追加が必要な場面もあるため注意が必要です。

 

Q. レバレッジ取引に手数料はかかる？

レバレッジ取引自体に利用手数料はかかりませんが、それぞれのトレードのたびに先物取引手数料がかかります。

先物取引手数料は、メイカーとテイカーによって異なります。

板取引でやり取りされるレバレッジ取引において、指値注文で取引板に注文を加えるユーザーをメイカー、成行注文などで板取引上の注文を成立させるユーザーをテイカーといいます。

Bybitのレバレッジ取引での取引手数料は、メイカー0.02%%、テイカー0.055%%に設定されています。

また、Bybitでは、VIPランクプログラムを採用しており、VIPランクを高くすればするほど手数料を安くできます。

それぞれのVIPランクでの取引手数料は、以下のとおりです。

BybitのVIPランクは、過去30日間の取引ボリュームや口座での保有資産額などを基準に定められています。

 

まとめ

今回は、世界中の仮想通貨トレーダーが利用しているBybitのレバレッジ取引について解説しました。

Bybitのレバレッジ取引では、最大で100倍までのレバレッジ倍率に対応しています。

しかし、100倍でトレードできる通貨ペアは、BTC/USDTとETH/USDTの2つだけなので注意しましょう。

そのほかの通貨ペアでは、Bybitが定めたレバレッジ倍率がそれぞれ適用されています。

レバレッジ倍率が高くなればなるほど、少ない証拠金で大きな利益を稼げるチャンスが増えますが、強制ロスカットなどで証拠金を失ってしまうリスクも大きくなります。

そのため、自分が許容できるリスクの範囲内でレバレッジ倍率を設定するようにしましょう。

レバレッジ取引だけでなく、無期限先物価格にレバレッジをかけたレバレッジトークンというデリバティブ商品もBybitでは取り扱っています。

自分にあったトレード方法で、相場の上下に関係なく利益を稼げるようになりましょう。

公式サイト：https://www.bybit.com/ja-JP/