公式サイト:https://www.coinw.com/
CoinW(コインダブル)は、2017年に英領ヴァージン諸島で設立された海外の仮想通貨取引所です。
BybitやBinanceなどの世界規模の海外の仮想通貨取引所と比較すると比較的新しいですが、現在世界中で急速に成長しています。
2023年時点で世界中に登録ユーザー数が900万人以上いると推定されています。
しかし、実際に日本国内ではまだまだCoinWの基本的な特徴や信頼性に関する情報は少ないです。
そのため、今回は現在急成長中の海外の仮想通貨取引所であるCoinWの信頼性やメリット・デメリットなどについて詳しくまとめて解説します。
この記事を機にCoinWの口座開設を検討してみてください。
取引所名 | CoinW |
---|---|
設立 | 2017年 |
本社 | 英領ヴァージン諸島 |
登録ユーザー数(2023年6月時点) | 900万人以上 |
公式サイト | https://www.coinw.com/ |
目次
CoinWの信頼性
まずは仮想通貨取引所として安心して利用するためには、信頼性の高いことが大前提として挙げられます。
CoinWは金融ライセンスなども積極的に取得していることからも、高い信頼性を確保しようとする姿勢が強く感じられる仮想通貨取引所です。
各国の金融ライセンスを取得
CoinWでは、各国の金融ライセンスを積極的に取得しており、これまでにも以下のような金融ライセンスを取得したことを公式アナウンスで発表しています。
CoinWが取得した金融ライセンス
- FinCEN(米国財務省金融犯罪捜査網)
- FINTRAC(カナダ金融取引報告分析センター)
- Monetary Authority of Singapore(シンガポール金融管理局)
- SVGIBC(セントビンセント・グレナディーン金融庁)
- FSRA(アブダビ・グローバル・マーケット金融サービス規制庁)
上記以外の国々でも金融ライセンスの申請などを行っていることも公式アナウンスにて発表されています。
すでにCoinWが取得している金融ライセンスのなかでも、アメリカのFinCENやカナダのFINTRACなどは、CoinbaseやBitgetなどの世界的な仮想通貨取引所も取得しています。
金融ライセンスを発行している機関は、マネーロンダリング、テロ資金提供などの活動に関する情報を収集、勧誘や販売に関する規制、顧客との紛争仲裁サービスを提供する機関です。
実際にCoinWが公表している取得済みライセンスの画像では、それぞれのライセンスの詳細がわかりにくいです。
そこで、一度詳細を調査したところ、アメリカのFinCENでは「BBT INC」という会社の名前での登録情報がありました。
CoinWの公式サイトにもBBT INCはアメリカのMSBに登録された会社との記載があります。
また、カナダのFINTRACから発行された金融ライセンスがCoinWからの公式アナウンスからの画像で見つかりました。
金融ライセンスに記載された本社の住所はそれぞれアメリカ国内とカナダ国内の住所が記載されているため、CoinWの支社の可能性もあります。
いずれにしろCoinWが金融ライセンスを取得しているとの情報は信頼性が高く、仮想通貨取引所としての信用も高いことを示しています。
資産管理とセキュリティの徹底
CoinWでは、資産管理方法として、ほかの仮想通貨取引所と同様にホットウォレットとコールドウォレットを使い分けて行っています。
常にオンライン状態にあるウォレットをホットウォレットといい、顧客資産の大部分をホットウォレットに保管することは非常に危険です。
過去には、Coincheck(コインチェック)のようなハッキング被害の事例もあります。
そのため、CoinWでは、ホットウォレットとコールドウォレットを使い分けており、コールドウォレットで顧客資産を安全に保管しています。
また、CoinWは、セキュリティファーストを掲げており、高いセキュリティ対策だけでなく、新しい脅威にも備えるためにも、常にセキュリティチェックを徹底しています。
サッカーなどのスポンサー活動に熱心的
CoinWは、サッカーなどのスポーツ分野におけるスポンサー活動にも力を入れています。
2022年には、東アジアサッカー選手権(EAFF E-1)の公式スポンサーになりました。
さらに、2023年はジョージアスーパーリーグのサッカーチームFC Dinamo Batumiのスポンサーにもなっています。
スポンサー活動を行うことで、仮想通貨市場全体の印象アップだけでなく、CoinWの認知度や信頼性が高まります。
CoinWのメリット
取引銘柄数が300種類以上
CoinWでは、仮想通貨の現物取引と先物取引に対応しており、現物取引では300銘柄以上の仮想通貨を取引できます。
国内の仮想通貨取引所であれば多くても30銘柄前後なので、CoinWを利用すれば幅広い銘柄への分散投資ができるでしょう。
もし、国内で上場していない仮想通貨銘柄への分散投資を検討している方であれば、CoinWの取引銘柄数の豊富さはとても魅力的でしょう。
DOGEコインやSHIBコインなどをはじめとしたミームコインといわれる草コインの取り扱いも多いため、少額で大きなリターンを狙うこともできます。
レバレッジ取引では、最大200倍までの倍率で取引できます。
約定スピードが5ミリ秒と速い
仮想通貨取引所の取引においては、よくスプレッドの大きさに注目が集まりやすいですが、約定スピードの速さも重要です。
どれだけスプレッドが小さかったとしても、約定スピードが遅い場合では、発注してから実際に取引が行われるまでの時間にラグが生じるため、結果的にスプレッドが大きくなったように感じます。
その点、CoinWでは発注から約5ミリ秒で約定して取引が完了するため、無駄なスプレッドも発生しにくいでしょう。
約定スピードの速さは、取引のときに発生するコストを効率的に少なくしてくれます。
取引ボリュームが大きい
仮想通貨取引所として全体の取引ボリュームは非常に重要な指標のひとつです。
取引ボリュームが少ない仮想通貨取引所では、大きな金額での注文が入ったときに急な価格変動を引き起こす可能性があります。
そのため、安定した取引をしたい方にとって取引ボリュームはとても重要です。
その点、CoinWは、世界中のユーザーに利用されている仮想通貨取引所なので取引ボリュームも優れています。
2023年10月のCoin Market Capによるとデリバティブ取引のボリュームが世界中の仮想通貨取引所のなかでも12位に位置しています。
Binanceなどの主要取引所と比較すると少なく見えますが、仮想通貨取引所全体で12番目という取引ボリュームなので挙動のおかしな価格変動は起こりづらいです。
コピートレードで効率的な取引ができる
現物取引やレバレッジ取引では、トレードによってリターンを獲得できるチャンスがあります。
特にレバレッジ取引では、少ない証拠金でもレバレッジの倍率をかけてトレードできるため、大きなリターンにつながる場合もあります。
しかし、トレードにおいて安定したリターンを獲得し続けられる人の割合は多くありません。
実際のトレードでは、チャート分析や市場分析などさまざまな専門知識が必要です。
そのため、最近では専門的なトレーダーのトレードをそのままコピーして自分のトレードとして反映させるコピートレードが流行しています。
CoinWでも、コピートレードに対応しており、過去に実績のあるトレーダーのトレードをコピーできます。
コピートレードでは、コピーするトレーダーなどを設定したあとは、システム上で勝手に処理されるため人為的なミスをなくすこともできます。
また、トレーダーとしての腕に自信がある方は、CoinWに申請して、「Master Trader」に認定されれば自分のトレードを他のユーザーにコピーしてもらうこともできます。
もし、自分のトレードで収益をあげた場合は、自分をフォローしてコピートレードに参加してくれているユーザーの収益の12%を追加で獲得できます。
CoinW Earn(ステーキング)などのサービスが充実
CoinWでは、「CoinW Earn」という名前でステーキングなどのサービスを提供しています。
ステーキングでは、USDTなどのステーブルコインだけでなく、BTCやETHなどの銘柄にももちろん対応しています。
さらには、ステーキング以外にもさまざまな仕組みで収益を稼げるサービスをCoinW Earnでは提供しています。
CoinW Earnを積極的に利用すると、仮想通貨を保有している時間も効率的に利用できます。
特に、長期で仮想通貨投資をしている方などにとっては、CoinW Earnは非常に魅力的なサービスです。
公式サイトが日本語に対応済み
これまでCoinWは英語や中国語などの言語にのみ対応していました。
しかし、日本へのサービス開始に伴って2023年から日本語への対応もしています。
公式サイトなどの表記はもちろんのこと、サポートセンターなどへの問い合わせも日本語で可能です。
入出金がうまくいかないなど、仮想通貨取引所でのトラブルはしばしば起こるため、万が一のときに日本語で対応してもらえる点は、日本人ユーザーからすると安心できます。
ボーナス配布や取引手数料無料などキャンペーンが豊富
CoinWでは、新規登録ユーザー向けへのキャンペーンなどが豊富です。
2023年10月現在でも新規登録ユーザーに対しての最大1,000USDT配布や、28日間先物取引手数料無料のキャンペーンなどを開催しています。
キャンペーンで付与されるUSDTは基本的にボーナスUSDTなので、CoinWからの出金などには対応していません。
しかし、レバレッジ取引での証拠金に当てることができるため、ボーナスUSDTを使って実質リスクなしでトレードできます。
レバレッジをかけて大きなポジションを持って一攫千金を狙うパターンや、現在保有している仮想通貨銘柄の価格下落に備えてヘッジするためにポジションを保有するなどさまざまなパターンを利用できます。
トレードに失敗してボーナスUSDTがなくなったとしても、自分のウォレット残高への影響は全くないので、思い切った取引をしてみるといいでしょう。
キャンペーンの条件や開催期間などには注意して利用してください。
CoinWのデメリット
日本円の入出金ができない
CoinWなどの海外の仮想通貨取引所では、日本円を直接仮想通貨取引所へ入出金できません。
そのため、CoinWへの資金の入金は、国内の仮想通貨取引所から仮想通貨を入金するか、クレジットカードで直接CoinWで仮想通貨を購入する必要があります。
CoinWにある資金を日本円として銀行口座に出金したい場合は、国内の仮想通貨取引所へ仮想通貨として送金する必要があります。
送金する手間がかかるだけでなく、送金手続きに失敗したときは送金したはずの仮想通貨を紛失する可能性もあります。
頻繁に日本円を入出金したい方にとっては、国内の仮想通貨取引所よりもやや使いにくいかもしれません。
仮想通貨取引所としての情報が少ない
CoinWは、2023年7月から日本語に対応したということもあり、まだまだ日本国内での知名度は低く、情報も少ないです。
少しずつCoinWに関する情報がインターネット上にも増えてきましたが、それでもBinanceやBybitなどの主要取引所と比べると情報が少ないです。
CoinWは金融ライセンス取得をしており、怪しい仮想通貨取引所ではないですが、情報が少ないことで怪しい仮想通貨取引所に見えてしまいがちです。
取引手数料がやや割高
CoinWの現物取引手数料は一律0.2%、先物取引手数料はメイカー0.04%、テイカー0.06%です。
ほかの主要な仮想通貨取引所との手数料を比較した表は以下のとおりです。
取引所名 | 現物取引手数料 | 先物取引手数料 |
---|---|---|
CoinW | メイカー:0.2% テイカー:0.2% |
メイカー:0.04% テイカー:0.06% |
Bybit | メイカー:0.1% テイカー:0.1% |
メイカー:0.055% テイカー:0.02% |
Bitget | メイカー:0.1% テイカー:0.1% |
メイカー : 0.017% テイカー: 0.051% |
Binance | メイカー:0.1% テイカー:0.1% |
メイカー:0.02% テイカー:0.04% |
そこまでCoinWの手数料が高いわけではないですが、手数料はできれば安く抑えたいです。
頻繁にトレードする方にとっては、やや取引手数料が割高に感じるかもしれません。
仮想通貨レバレッジ取引の取り扱い銘柄数が34種類と少ない
CoinWのレバレッジ取引は取り扱い銘柄数が34種類しかありません。
現物取引の銘柄数は300以上なので、レバレッジ取引の銘柄数が物足りなく感じます。
取り扱い銘柄数が多ければ多いほど、さまざまな通貨ペアでのレバレッジ取引ができるため収益を獲得できるチャンスが増えます。