オーストラリアのメルボルンに本社を構えるFusion Markets(フュージョンマーケッツ)は、日本での知名度はまだまだ低いものの、利用者から軒並み高評価を得ている海外FX業者です。
金融ライセンスは取得審査が厳しいことで知られるASIC(オーストラリア証券投資委員会)と、比較的取得が容易なVFSC(バヌアツ金融サービス委員会)を保有しており、日本居住者はVFSCでの規制によって最大500倍のハイレバレッジで取引できます。
2023年2月時点でボーナスの提供はありませんが、通貨ペア80銘柄・貴金属13銘柄・エネルギー3銘柄・商品11銘柄・株価指数10銘柄・株式109銘柄・仮想通貨15銘柄、また独自のコピートレードプラットフォーム「Fusion+」など、充実した金融商品とサービスを提供する総合力の高いFX業者です。
また、Fusion Marketsは、オーストラリアのメルボルンにある本社(Level 10, 627 Chapel St, South Yarra, Melbourne, Australia.)への来訪も快く受け付けており、透明性の高さと開放感ある企業風土にも安心感があります。
海外FX Wikiでは、そのFusion Marketsの創業者であり現CEOのフィル・ホーナー氏にインタビューさせて頂きました。
本日はよろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いします。
目次
Fusion Marketsはどんな会社ですか?
日本のトレーダーの多くは、Fusion Marketのことを知りません。まず、どのような企業がFusion Marketsを運営しているのか教えていただけますか?
はい。私がFusion Marketsを設立したのは2017年です。本社はオーストラリアのメルボルンにあります。当初の目標は低コストと高品質なユーザーサポートを通じて、外国為替およびCFD業界に革命をもたらすことでした。
実際にお客様にサービスを提供し始めたのは2019年で、その後はわずか数年でオーストラリア最大かつ最も評価の高い外国為替ブローカーの1つに急成長することができました。
また、すべての取引銘柄で超低コストを実現している点や、24時間サポートを提供している点が特に評価され、Brokerchooserの「Best Discount Broker」や「Best MT4 Broker」を3年連続で受賞しています。
Fusion Marketsの本社はこんな感じです。
Fusion Marketsの強みは何ですか?
Saxo Bankを抑えての1位は凄いですね。具体的にFusion Marketsの強みは何だとお考えですか?
2種類ある取引口座では、業界最低水準の取引手数料とスプレッドを提供しています。特に、アクティブトレーダー向けのゼロ口座のスプレッドは、主要通貨ペアなら平均0.0pipsを実現しており、他のブローカーを大きく引き離すことに成功しています。
入出金手数料は無料ですし、最低入金額も設定していません。また、MT4(Metatrader 4)およびMT5(Metatrader 5)を通じて、外国為替、仮想通貨、米国株などの超高速約定を実現しています。さらに、コピートレーディングやMAMアカウントも提供しています。
カスタマーサポートの重要性も十分理解しており、現在、日本のトレーダー様には日本語でのメールサポートを提供しています。今後の目標は、各国の言語に対応したライブチャットによるサポートを提供することです。
確かに、ゼロ口座は通貨ペアと貴金属の取引手数料が1ロットあたり片道2.25ドル〜と格安ですし、スプレッドも限りなくゼロに近いですよね。
決済通貨 | 取引手数料(往復) |
---|---|
AUD | 4.5 ドル |
USD | 4.5 ドル |
EUR | 4.05 ユーロ |
GBP | 3.55 ポンド |
CHF | 4.45スイスフラン |
SGD | 6.2 シンガポールドル |
NZD | 6.90 NZドル |
HKD | 35.30 香港ドル |
CAD | 6.00 カナダドル |
JPY | 495 円 |
2023年2月時点
ありがとうございます。当社の経営方針は、トレーダー様に世界で最も安い取引コストで多様な金融市場へのアクセスしていただくことです。
通貨ペアや貴金属以外にも、仮想通貨、株式指数、先物商品・株式などのCFDを100銘柄以上扱っており、特に他社では5〜10ドルの取引手数料が発生する株式も、当社なら取引手数料無料かつレバレッジ20倍で取引できます。
大手海外FX業者と比較
Fusion Markets |
AXIORY |
XM Trading |
|
外国為替 | 80銘柄 | 62銘柄 | 55銘柄 |
貴金属 | 13銘柄 | 4銘柄 | 4銘柄 |
エネルギー | 3銘柄 | 5銘柄 | 5銘柄 |
商品 | 11銘柄 | なし | 8銘柄 |
株式 | 109銘柄 | 現物株式 122銘柄 株式CFD 157銘柄 |
なし |
株価指数 | 10銘柄 | 10銘柄 | 24銘柄 |
債券 | なし | なし | なし |
ETF | なし | 69銘柄 | なし |
仮想通貨 | 15銘柄 | なし | 31銘柄 |
2023年2月時点
また、世界で最も人気のある2つの取引プラットフォーム MT4・MT5を両方ご利用いただけることに加え、2023年中にはcTraderとTradingViewも導入する予定です。
ボーナスを提供していない分、取引ツールやサービスの開発に力を入れられるんですね!
なぜ、日本に進出したんですか?
2023年2月現在、日本居住者向けにサービスを提供する海外FX業者が乱立しています。その多くが、数千倍のハイレバレッジと高額な入金ボーナスを売りに競い合っているのが現状です。
失礼ながら、レバレッジ500倍でボーナスも提供していないFusion Marketsには少々不利な状況かと思います。
なぜこのタイミングで、本格的に日本でサービスを提供しようと決断したのでしょうか?
Fusion Marketsはすでにオーストラリアと国外のトレーダーから高い評価を得ていますので、実はこれまで日本のマーケットへの進出を本格的に考えたことはありませんでした。
しかし、一部の日本のトレーダー様がFusion Marketsのグローバルサイトやオンラインコミュニティを通じて当社の存在を知って下さったようで、低コストかつ柔軟な資金調達方法に感銘を受けたとのクチコミや問い合わせが急増していたんです。
なるほど。日本にニーズがあると判断したんですね?
はい。当社であれば取引コスト、テクノロジー、顧客サービスの部分で、日本のトレーダー様により良い選択肢をご提供できると確信しました。
fusion marketsの口座開設してみたけど自分が今まで見てきたブローカーの中で最強かもしれない😁
ただ日本ユーザーだと入出金手段が壊滅的だから実質的に取引できない😂
本格上陸してくれないかな~ pic.twitter.com/TDsauZVbt0— yoyan.n (@houmu_comic) November 10, 2022
FusionMarketsを口座開設!
(FocusMarketsと名前が似てるけど別物)このスプレッドで往復手数料4.5ドルはつよい‼️
滑り具合は今後検証しなきゃだけど期待大です😆難点は日本語のサポートがまだないから翻訳機能駆使しながら開設しなきゃいけないところ😂 pic.twitter.com/NCwwG1vWYk
— みーくん@myEABook (@miiiikun85) September 6, 2022
Fusion Marketsは神ブローカーです🤣
— I_C (@caring_trader88) December 18, 2022
金融ライセンスや資金管理体制はどうなっていますか?
金融ライセンスの取得状況や顧客の資金管理体制について教えてください。
当社が保有している金融ライセンスは、ASIC(オーストラリア証券投資委員会)とVFSC(バヌアツ金融サービス委員会)の2種類です。
日本のトレーダー様はVFSCによって規制されたサービスのご提供となりますが、どの規制機関のサービスであっても、同じように優れた取引コストと約定力をご提供します。
また、お客様の資金はTier1銀行であるHSBCとNABにおいて、当社の運営資金とは明確に分別管理することをお約束します。
Fusion Marketsは外部の会計事務所やコンサルタント会社によって監査されていますか?また、財務状況は開示していますか?
はい。財務諸表はリクエストがあればいつでもご提供できます。
Fusion Marketsからのメッセージ
最後に、日本の皆さんに一言お願いします。
まず、これまでFusion Marketsを支えて下さった皆様に感謝の意を表すると共に、日本のトレーダー様には今後も引き続き世界クラスの取引体験をご提供することをお約束します。
私たちの目標は、トレーダー様とパートナー様のニーズに応えることです。そのためには、当社の能力を最大化して、今後もたゆまぬ努力を続ける必要があります。
サービスと商品を改善するためには、皆様からのフィードバックが必要不可欠です。ご質問やコメントがある場合は、お気軽にご連絡ください。日本語サポートチームのお問合せ先は、help.jp@fusionmarkets.com です。
「トレーダー様に可能な限り最高の取引体験を提供する」という当社の経営理念は、私たちが競合他社を一歩リードするための原動力になると確信しています。
日本の皆様に比類のない取引体験をご提供できることを楽しみにしております。
本日はどうもありがとうございました!
取材日:2023年2月9日